眼科の待合室にて

こんにちは。
今日は母の白内障の手術の付き添いで眼科へ行きました。
待合室での出来事をつづります。

シーン1


狭い待合室を元気に動き回っているのは、ヤンチャな幼い男の子の兄弟。
弟くんの片方の目が腫れている。
どこかにぶつけたのかな? それとも転んだのかな?

土曜日の午前中、混み合う待合室で、弟くんは長い傘をずっと握りしめお兄ちゃんとふざけている。
ママは他の人の迷惑になるからと傘を手から離そうとするが、がんとして離さない。

その傘って、キミにとっては、命の次ぐらいに大事なものなんだろうね。

お兄ちゃんと小競り合いが始まった。
しばらく怪我は絶えそうにないね。
ママ、お疲れ様さま。

シーン2


前の列に座っているのはかなり高齢のおばあちゃん。

目の手術のあとのようだ。

一人では歩けず、70歳ぐらいの息子夫婦二人掛かりで抱えられている。
耳も遠いし目も見えず不自由な様子。


術後にかける保護メガネがしっくりこないのか、理解できていないのか、すぐに外してしまう。
その度に息子さんが、何度も、何度も、お母さんの顔に保護メガネをかけてあげていた。

怒りもせずに何度も、何度も・・・。
頭が下がります。

シーン3



二つ隣の椅子に座ったのはデイサービスの介護師さんと来た高齢の女性。

これから手術といのに、明日と明後日の術後の診療に来られないという。
一人暮らしで連れてきてもらえる人が見つからないと言うのだ。


手術の時間は迫っているというのに看護師さんとのやりとりが続く。
独居高齢者が多い世の中。

胸がキュッとしめつけられた。

シーン4



そんなやりとりの中、新たに院内に入ってきたのは、車椅子に乗った小学生の男の子と若い両親だ。
その男の子は脳性麻痺の障害を持っているようだった。


後に帰りの運転中に窓からその家族を見かけた。
3人でケーキ屋さんから出てるくる姿だった。


診療も終わって、家族みんなでお家でケーキを食べるのかな。
楽しい時間をすごしてね。


それぞれの状況、それぞれの想い。

みんな幸せに、幸せに、幸せに、、、

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