【学生さん向け】強みを発見する方法

大学のキャリア支援を通して、学生さんの自己分析にかかわる相談の際、お話を聞いてみるとこんな回答があります。

「勉強は普通にしています。週4ぐらいでアルバイトもしていて、サークルには所属しているけれど特に役職に就いているわけでもないですし、目立った活動もしていない・・・。だから強みとか無いんですよ~。そもそも自分に強みとかあるんすかね。あ~っ、こんな自分じゃ就職活動上手くいきっこないよ~」

といった感じです(^_^;)

多くの学生さんと接してきて共通していることは、

人に自慢できるような要素が見つからない=自分には強みがない

と思い込んでいることです。

そう思い込んでいる皆さん、大丈夫です。

強みは誰にもあるのですよ!

部活動の部長じゃなくても、成績が中位だっていいんです。

強み見つける時には、

  • 周りの人と比べない
  • 自分の日常や経験の中で、どう考え、どう行動したかにフォーカスする

この2点に意識をして見つけていきます。

では実際にどうやって強みを発見していくのか、さっそく解説していきます。

1.強みを日常の中から発見する

強みは、「こんなことみんなやっている」「当たり前」と思える、いつもの行動や習慣が強みになることがあります。

先ほどの学生さんのお話しの中から一例を挙げますね。

「勉強は普通にしています。」
この一言から強みを見つけていくことができます。

まずはこの「普通」がその人にとってどのような「普通」なのでしょうか。

詳しくお話しを聞いてみると、その学生さんは実は短時間でも予習復習は欠かさないことがわかりました。
少しでも予習復習をしておくと授業の理解が早く、また的確に質問が出来るため不明点の解決が早いそうです。

また短時間である理由は、正直言って面倒くさいからチャチャっと終わらせたい・勉強以外にもアルバイトもある・好きなゲームもしたいということも理由に、効率的に勉強を済ませたいとも言っています。

こうして詳しく聞いていくと、この学生さんの考え方にオリジナリティが感じられます。

それでは、この学生さんの考えと行動から強みを見つけていきましょう。

  • 短時間でも予習を欠かさず行い授業に臨んだ
  • 不明点はその場で先生に確認してさらに復習することで学習理解を定着させることができた

この2点を強みに変えると、「効率性を重視し物事を継続できるところ」になるのではないでしょうか。

こういった普段のエピソードから、学業の取り組みかたについてお話しできれば強みのPRになります。

2.ネガティブな特徴から強みを見出いだす

「悪いとことばかり浮かんできて、いっこうに強みが浮かんでこない・・・」

このような場合は、ネガティブな特徴から強みを見出していくこともできます。

「表裏一体」ということわざがある通り、何でも物事に見方や考え方には二つの側面があります。

たとえば、「心配症で何度も確認しているうちに行動が遅くなってしまう」というネガティブなケースをポジティブに変えてみます。

  • 細部にまで誤りがないか見直す
  • 完成しても気になったことは再確認する
  • 期限に遅れないように前倒しのスケジューリングが習慣化している
  • 確認が行き届いているため、小さいミスはあっても大きなミスは防止できる

などが挙げあれます。

ここから発見できる強みは、「細部まで確認を怠らず目標を達成できる」ということです。

このように、ネガティブなことからでも、強みを見つけることはできます。

3.まとめ

いかがでしたか?

今回は一例ですので他にもっと適切な表現があるかもしれません。

ぜひ、ご自身の視点で考えてみてくださいね。

最後に強みを考える時のポイントです。

①まわりの人と比べない
②自分の日常や経験の中で、どう考え、どう行動したかにフォーカスする。

どんな些細な経験も、ネガティブな特徴もとらえる視点によって立派な「強み」になります。

今までの日常生活の自分を思い返して、強みに変えてみましょう。

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